SBI証券のクレカ積立ならクレジットカードで投信積立できる

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SBI証券のクレカ積立なら、クレジットカード払いで投信積立ができます。
投信積立とは、決まった額を定期的に投資信託へ投資するサービスのこと。投信積立をするには銀行口座から証券口座へ入金するのが一般的ですが、SBI証券では現金の代わりにクレジットカードで投信積立の代金を支払えます。
クレカ積立は、指定の銀行口座から毎月自動的に買付代金を引き落とす銀行引落サービスとの併用も可能です。例えばクレカ積立で投信積立しつつ、銀行引落サービスで個別株式を購入できます。
SBI証券のクレカ積立は、100円から1円単位で積立額を設定できることも覚えておきましょう。ただし、一部の投資信託は100円からの積立ができないので、最低設定金額は各銘柄の個別ページからチェックしてください。
【SBI証券のクレカ積立の対象カード一覧】おすすめはどれ?
SBI証券のクレカ積立で使えるクレジットカードは、大きく分けて7種類です。カードの種類によってクレカ積立の還元率が異なります。
還元率の高さを重視するなら、三井住友カード・Oliveフレキシブルペイがおすすめです。ほかにポイントをためているカードがあれば、三井住友以外のカードを検討してもよいでしょう。ここでは、SBI証券のクレカ積立の対象カードを詳しく紹介します。
SBI証券のクレカ積立の対象(1)三井住友カード、Olive

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SBI証券では、三井住友カード・Oliveフレキシブルペイでクレカ積立ができます。ポイント還元率は最大3%と、ほかのクレジットカードに比べて高い点がメリットです。それぞれ3種類のカードがあり、クレカ積立の還元率は以下のように設定されています。
【三井住友カード・Oliveのクレカ積立の還元率】
- 三井住友カード(NL)、Olive 一般:最大0.5%
- 三井住友カード ゴールド(NL)、Olive ゴールド:最大1.0%
- 三井住友カード プラチナプリファード、Olive プラチナプリファード:最大3.0%
一般の三井住友カード(NL)は年会費が永年無料なので、気軽にクレカ積立を始めたい人に向いています。三井住友カード ゴールド(NL)や三井住友カード プラチナプリファードは年会費が基本的に有料ですが、クレカ積立の還元率は高めです。年間利用額が高いほど還元率も上がるので、カード利用が多い人は活用しやすいでしょう。
Oliveフレキシブルペイとは、三井住友カード・三井住友銀行が共同で提供するカードのこと。クレジット機能に加えて、キャッシュカードやデビットカードとしても利用可能です。Oliveアカウントを作成すれば、口座や証券、保険などをアプリで一元管理できます。
どのカードを選ぶ場合でも、年間のカード利用額に応じて還元率が変動する点に注意しましょう。カード利用額によっては還元率の高さを活かしきれないので、普段のカード利用状況を考慮して適切な種類を選ぶことが大切です。
【カードランク(三井住友カード・Olive共通):年間利用額ごとの還元率】
- 一般:10万円未満 0%、10万円以上 0.5%
- ゴールド:10万円未満 0%、10万円以上 0.75%、100万円以上 1.0%
- プラチナプリファード:300万円未満 1.0%、300万円以上 2.0%、500万円以上 3.0%
SBI証券のクレカ積立の対象(2)三井住友以外のクレジットカード

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SBI証券では、三井住友カード・Olive以外のクレジットカードでもクレカ積立ができます。三井住友カード・Oliveに比べてポイント還元率が低い傾向ですが、日頃からポイントをためているカードがあるなら選択肢に入れるのもよいでしょう。
【クレカ積立を利用できる三井住友以外のクレジットカード】
- タカシマヤカード
- 東急カード
- アプラスカード
- UCSカード
- 大丸松坂屋カード
- オリコカード
上記のクレジットカードでクレカ積立をするには、SBI証券の仲介口座の開設が必要です。仲介口座とは、SBI証券から委託を受けた金融機関を経由して開設される口座のことで、独自のポイントサービスなどを利用できます。
例えば、タカシマヤカードでクレカ積立をする場合は、高島屋ファイナンシャル・パートナーズで仲介口座の申込みが必要です。アプラスカードの場合は、SBI新生銀行で仲介口座を申込みましょう。
すでにSBI証券の口座を持っている人でも、仲介口座の開設は可能です。三井住友以外のクレジットカードでクレカ積立をしたい場合は、SBI証券で仲介口座への変更手続きをしてください。
SBI証券のクレカ積立のメリット
SBI証券のクレカ積立には、クレジットカードのポイントがたまる、証券口座への入金が不要になるといったメリットがあります。ここからは、クレカ積立のメリットを詳しく見ていきましょう。
SBI証券のクレカ積立はポイントがたまってお得

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SBI証券のクレカ積立を利用すると、クレジットカードのポイントがたまります。クレジットカードごとに独自のポイントサービスが用意されており、積立額に応じてポイントがたまる仕組みです。ポイント還元率はクレジットカードによって異なります。
【クレジットカードごとのポイント還元率】
- 三井住友カード:0.5〜3.0%
- タカシマヤカード:0.3〜0.5%
- 東急カード:0.25~3.0%
- アプラスカード:0.5~1.5%
- UCSカード:0.5%
- 大丸松坂屋カード:0.25~0.5%
- オリコカード:0.5%
例えば、還元率が最大3.0%の三井住友カード プラチナプリファードを使って毎月10万円を積み立てると、1カ月で最大3,000ポイント、年間で最大36,000ポイントもたまります。ポイントがもらえる分だけ、現金で積み立てるよりもお得です。
投信マイレージと併用でき、ためるポイントは複数から選べる

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SBI証券のクレカ積立は投信マイレージと併用できます。投信マイレージとは、投資信託の保有額に応じてポイントがたまるサービスのこと。クレカ積立と併用することで、より効率的にポイントをためられます。
投信マイレージの還元率は、月間平均保有額が1,000万円未満なら0.1%、1,000万円以上なら0.2%。SBIプレミアムセレクト銘柄は還元率が0.05%アップして最大0.25%です。
投信マイレージでためるポイントは、Vポイント、Pontaポイント、dポイント、JALマイル、PayPayポイントのなかから選べます。ただし、JALマイルの還元率はほかのポイントの半分になるので注意してください。
証券口座への入金が不要

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クレカ積立を利用すると、入金不要で手間なく積立ができます。通常であれば、毎月の積立額以上の残高を証券口座に入金しておかなければなりません。残高が足りない場合は発注に失敗し、積立ができなくなります。
クレカ積立は証券口座の残高に関係なく、毎月決まったタイミングで自動的にクレジットカード決済が実行される仕組みです。残高を確認する手間が省けるうえ、入金が遅れて発注できなくなるリスクも避けられるでしょう。
現金で積立する場合も、積立代金自動振替サービスを利用すれば、必要な資金が自動的に銀行口座から引き落とされます。しかし、積立代金自動振替サービスではクレジットカードのポイントがたまりません。
入金の手間を省きながらお得にポイントをためられる点は、クレカ積立の大きな魅力といえるでしょう。
SBI証券の新NISA口座でもクレカ積立が可能

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SBI証券のクレカ積立はNISAにも対応しています。NISA口座でクレカ積立を利用すれば、生じた利益に税金がかからないうえに、クレジットカードのポイントもたまります。
2024年1月から開始された新しいNISAでは、つみたて投資枠と成長投資枠を利用でき、どちらも非課税期間は無期限です。つみたて投資枠では年間120万円まで、成長投資枠では年間240万円まで非課税で投資できます。
税制面で優遇を受けられるサービスには個人型確定拠出年金のiDeCoもありますが、iDeCoはクレカ積立に対応していません。iDeCoの支払い方法は口座振替のみです。
SBI証券のクレカ積立のデメリット
お得なSBI証券のクレカ積立ですが、現金での積立にはない注意点もあります。ここからは、クレカ積立のデメリットを見ていきましょう。
買付日の自由度があまり高くない

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SBI証券のクレカ積立では、買付日(積立設定日)をそれほど自由に設定できません。買付タイミングは毎月3〜9日のいずれかに限定されます。
現金で投信積立する場合は、毎日、毎週、毎月、複数日、隔月の5コースから好きなタイミングを選択可能です。その点、クレカ積立は好きな買付日を選べないので注意しましょう。ちなみに、通常の積立設定に追加で増額できるボーナス設定も、クレカ積立は対象外です。
なお、買付タイミングは毎月3〜9日に限定されますが、積立の設定締切日はクレジットカードによって異なります。
- UCSカード:毎月3日23:50
- 東急カード、アプラスカード:毎月5日23:50
- タカシマヤカード:毎月8日23:50
- 三井住友カード、オリコカード、大丸松坂屋カード:毎月10日23:50
積立設定締切日までに設定した金額が、翌月の3〜9日に積み立てられます。設定金額の変更や積立の停止・再開などは、積立設定締切日までに手続きしてください。
SBI証券のクレカ積立の上限は月10万円まで

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SBI証券のクレカ積立で積立できるのは、1カ月に10万円までです。積立設定可能額の上限が月10万円と決まっているため、10万円を超える買付はできません。NISAのつみたて投資枠でクレカ積立する際も上限は10万円までです。
クレカ積立を毎月上限まで利用した場合、年間120万円まで積み立てられます。上限額を超える金額を積み立てたい場合は、現金での積立も併用してください。なお、つみたて投資枠で投信積立する場合も現金とクレカ決済の併用が可能です。
SBI証券のクレカ積立のやり方
SBI証券のクレカ積立を利用するには、仲介口座の作成やクレカ登録などの準備が必要です。ここでは、SBI証券のクレカ積立を始める手順を解説します。
手順1:三井住友カード以外の場合は仲介口座を作る

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三井住友カード以外のクレジットカードでクレカ積立する場合は、最初に仲介口座を作りましょう。
三井住友カードの場合は仲介口座が必要ありません。すでにSBI証券の口座を持っているなら、口座にクレジットカードを登録するだけでOKです。
ほかのクレジットカードの場合は、各カード会社の仲介口座を経由してSBI証券のクレカ積立を利用します。すでにSBI証券の口座を持っている場合も、仲介口座への変更手続きが必要です。仲介口座の開設およびSBI証券の総合口座から仲介口座へのコース変更は、各クレジットカードのWebサイトから手続きしてください。
手順2:SBI証券へクレジットカードを登録する

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次に、クレカ積立に利用するクレジットカードをSBI証券の口座に登録しましょう。SBI証券のクレカ積立では、口座に登録されているクレジットカードで積立が実行されます。
まずは、クレジットカード管理画面(外部サイト)にログインしてください。「カードを登録する」をクリックし、各種規約を確認します。取引パスワードの入力後、「カード会員認証」を押すと専用ページへ遷移するので、認証手続きをすればカードの登録は完了です。
すでにSBI証券にクレジットカードを登録しており、別のカードに変更する場合は、登録を一度解除したうえで新しいカードを登録しましょう。
総合口座にログインし、上部メニューから「取引>投資信託>投信(積立買付)>クレジットカード」の順に進んでください。「クレジットカード管理」の「解除」を押せば、クレジットカードの登録を解除できます。
手順3:投信積立を設定する

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クレジットカードを登録できたら、最後に投信積立の設定を行います。まずは購入したい銘柄ページにある「積立」ボタンをクリックしましょう。「目論見書 電子書面閲覧」などが表示された場合は内容を確認して、同意にチェックを入れてください。
積立設定の入力ページが表示されたら、決済方法で「クレジットカード」を選択し、注文希望日や積立金額などを入力します。続いて取引パスワードを入力し、「設定確認」ボタンを押しましょう。
最後に、設定内容を確認して「設定申込」ボタンをクリックします。完了画面が表示されたら投信積立の設定は完了です。
SBI証券のクレカ積立についてよくある質問
SBI証券のクレカ積立を検討している人のなかには、どのようなスケジュールで実施されるのか、家族カードは使えるのかなどの疑問点がある人もいるでしょう。ここからは、SBI証券のクレカ積立に関するよくある質問を解説します。
SBI証券のクレカ積立のスケジュールはどう決まっている?

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クレカ積立は、クレジットカード登録・積立設定>カード決済>積立買付の発注>カード引き落としの順に行われます。ここでは、三井住友カードでクレカ積立をする場合のスケジュールを見てみましょう。
クレジットカード登録・積立設定を設定締切日までに行うと、翌月から積立買付が実施されます。三井住友カードの設定締切日は毎月10日23:50です。設定締切日以降に積立設定をした場合は、翌々月からの買付になるので注意しましょう。
積立設定が完了すると、毎月14日頃に投信積立分のカード決済が行われ、その翌月の3〜9日に積立買付の発注が実施されます。積立買付の代金は、ほかのカード利用代金とあわせて翌月10日または26日に引き落としされる仕組みです。クレカ積立によるポイントは翌々月10日頃に付与されます。
なお、積立買付の発注日はどのカードでも同じですが、カード決済日や引き落とし日などはカード会社によって異なることを覚えておきましょう。詳細なスケジュールを確認したい場合は、各クレジットカード会社のクレカ積立のページをチェックしてみてください。
SBI証券に登録したクレジットカードは変更・解除できる?

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SBI証券に登録したクレジットカードは変更・解除が可能です。クレカ変更をするには、既存のカード登録を解除したうえで、新しいクレジットカードを再度登録する必要があります。クレカ積立の設定がある場合は、カード変更前にすべての設定銘柄の解除も必要です。
まずはSBI証券公式サイトにログインし、「投信>積立設定一覧」の順にクリックします。積立設定一覧のページに進み、クレカ積立をしている投資信託の設定を解除しましょう。
次に、クレジットカードの登録を解除します。SBI証券公式サイトから「投信>クレカ設定」の順に進み、クレジットカード決済の「設定・変更」をクリック。クレジットカード管理画面で「解除する」を選択し、カード番号を確認して取引パスワードを入力します。「次へ」をクリックすれば登録解除が完了です。
登録を解除できたら新しいクレジットカードを登録し、積立設定を行いましょう。
SBI証券のクレカ積立の金額変更をするには?

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クレカ積立の金額変更は、SBI証券の公式サイトから手続きできます。ログイン後、上部メニューの「取引>投資信託>投信(積立買付)」の順に進み、積立設定一覧を確認しましょう。
金額を変更したい銘柄の「変更」をクリックし、変更後の金額を入力してください。取引パスワードの入力後、「変更確認」ボタンを押して設定内容を確認します。最後に「変更申込」ボタンをクリックすれば完了です。
複数銘柄の積立金額を変更する場合は、「一括設定変更」から手続きできます。積立設定一覧から「一括設定変更」に進み、案内に従って操作しましょう。
SBI証券にクレジットカード登録ができないときの原因は?

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SBI証券にクレジットカードを登録できない原因として、登録するカードが対象外である、対象外のSBI証券口座を利用しているなどが挙げられます。
三井住友カードであっても、ビジネスカードやコーポレートカードなどはクレカ積立の対象に含まれません。また、SBI証券の法人口座や一部の仲介口座はクレカ積立の対象外です。登録時にクレジットカード番号の入力画面が表示される場合は、利用できない口座なので注意しましょう。
カードの有効期限が過ぎている場合や、SBI証券とクレジットカード会社に登録している情報が異なる場合なども登録できないことがあります。また、三井住友カードを即時発行してからすぐに登録することはできません。4:00〜16:00までに発行すると当日20:00以降、16:00〜翌日4:00までに発行すると翌日7:00以降まで待つ必要があります。
SBI証券のクレカ積立で家族カードは使える?

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SBI証券のクレカ積立には家族カードを使えません。三井住友カードだけでなく、タカシマヤカードやアプラスカードなどの家族カードもクレカ積立の対象外です。
なお、家族カード以外にも利用できないカードがいくつかあります。例えば、三井住友カードのビジネスカードやコーポレートカード、デビットカード、プリペイドカード、クレジットモードの機能がないOliveフレキシブルペイはクレカ積立に利用できません。
SBI証券のクレカ積立でお得なキャンペーンはある?

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SBI証券ではクレカ積立に関連したキャンペーンを実施することがあります。キャンペーンを活用するとよりお得にクレカ積立を始められるので、実施中のキャンペーンがないか確認してみましょう。
例えば、三井住友カード経由でSBI証券口座を新規開設し、クレカ積立を利用するとポイントがもらえるキャンペーンなどがあります。
新規口座開設者限定のものや、エントリーが必須のものなど、キャンペーンによって利用条件はさまざまです。時期によってもキャンペーン内容が異なるので、SBI証券の公式サイトで詳細をチェックしてみてください。
SBI証券は本当におすすめ? 基本情報やクチコミも確認しておこう
SBI証券のクレカ積立なら毎回入金する手間を省けるうえ、クレジットカードのポイントもお得にためられます。しかし、実際にSBI証券を利用するとなると、サイト・アプリの使い勝手やユーザーのクチコミなどが気になる人も多いでしょう。
以下のページでは、SBI証券の基本情報やクチコミなどを詳しく解説しています。SBI証券のサービスをより詳しく知りたい人は、ぜひ参考にしてみてください。
クレカ積立ができる証券会社をランキングで比較!
クレジットカードで投資できるサービスは、SBI証券以外の証券会社でも展開されています。証券会社によって利用できるクレジットカードやポイント還元率が異なるので、クレカ積立が気になるならほかの証券会社も選択肢に入れて検討しましょう。
以下のページでは、各証券会社のサービスをランキング形式で紹介しています。自分にぴったりの証券会社を探したい人は必見です。