チャーターが上昇 コックスと経営統合で合意と伝わる=米国株個別
(NY時間09:44)(日本時間22:44)
チャーター 434.32(+14.75 +3.51%)
ケーブルTVのチャーター・コミュニケーションズが上昇。取引開始前に非上場の同業コックス・コミュニケーションズ社と経営統合で合意と伝わった。現金と株式交換を通じた取引で、コックスの企業価値に関しては、負債を含めて340億ドルと評価している。統合後の新会社ではコックス家が23%の株式を保有する最大株主となり、取締役会の席を確保する見込み。
両社の取引は今年最大級の案件の1つに位置づけられる可能性があり、実現すればケーブル事業者がAT&TやTモバイルUSといった無線通信企業との競争激化に見舞われるタイミングで行われる。無線通信は自社のインターネットサービスでケーブル会社のブロードバンド顧客を奪いつつある。
株価は時間外で、上昇後に下げに転じる場面が見られたものの、通常取引はプラスで始まっている。
【企業概要】
米国の家庭・企業向けに、大容量の双方向通信ネットワークを通じて定額制のインターネットサービス、ビデオサービス、モバイル・音声サービスを提供する。大企業や政府機関向けのカスタマイズソリューションも手掛ける。現代のメディア事情に合った広告や制作物の提供、ニュース報道とスポーツ番組の配信も行う。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース(minkabu PRESS)
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最終更新:5/16(金) 22:47