2025年３月期決算短信の要約
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大木ヘルスケアホールディングス株式会社は、ヘルスケア関連商品の中間流通業として、当期は売上高3,494.52億円(前年同期比4.4％増)、経常利益39.91億円(同22.4％増)と増収増益を達成しました。インバウンド需要回復や個人消費の底堅さが寄与しましたが、コスト上昇や競争激化など課題も残ります。次期も成長を見込んでおり、新規需要開拓やデジタル化推進に注力する方針です。
主な事業セグメント
大木ヘルスケアホールディングス株式会社は、医薬品・健康食品・化粧品・衛生用品・日用雑貨品で構成されるヘルスケア・カテゴリーを対象とした中間流通業を主な事業としています。生活者の潜在需要の顕在化を目指し、新しいカテゴリーの提案や新商品開発の支援を行っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当連結会計年度の売上高は3,494.52億円(前年同期比4.4％増)、経常利益は39.91億円(同22.4％増)、親会社株主に帰属する当期純利益は26.39億円(同19.4％増)と増収増益となりました。インバウンド需要の回復や個人消費の底堅さを背景に、医薬品、健康食品、化粧品等の需要が堅調に推移しました。一方で、人件費・物流コストの上昇、電気・ガス代の高騰、販売競争の激化等、厳しい経営環境が続いています。
貸借対照表の変化
資産は前期末比0.5%増の1,393.39億円となりました。主な要因は棚卸資産が49.06億円増加したことです。負債は前期末比2.2%減の1,082.84億円となり、主に仕入債務が89.74億円減少しました。純資産は前期末比11.3%増の310.55億円となり、親会社株主に帰属する当期純利益26.39億円の計上が主な要因です。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは91.84億円の支出(前期は75.48億円の収入)となり、主に仕入債務の減少によるものです。投資活動によるキャッシュ・フローは31.32億円の支出(前期は4.96億円の支出)で、主に固定資産の取得によるものです。財務活動によるキャッシュ・フローは68.88億円の収入(前期は19.96億円の支出)となり、主に借入によるものです。
今年度、来年度の業績見通しの変化
次期の連結業績予想は、売上高3,640億円(前年同期比4.2％増)、営業利益30.94億円(同11.8％増)、経常利益43.68億円(同9.5％増)、親会社株主に帰属する当期純利益30.58億円(同15.9％増)を見込んでいます。引き続き厳しい経営環境が予想されますが、新規需要の開拓と潜在需要の顕在化に努め、デジタル化を進めて業務改革に取り組む方針です。
株主還元
当期の1株当たり配当金は26円(前期24円)、配当金総額は3.54億円(前期3.27億円)となりました。次期の1株当たり配当金は26円を予定しています。
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