2025年12月期 第１四半期決算短信の要約
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かっこ株式会社の2025年12月期第1四半期は、売上高が前年同期比14.0％増の1.9億円となり、損失幅も大幅に縮小しました。不正検知サービスのストック収益が25.7％増と好調で、事業戦略の転換が成果を上げています。自己資本比率は83.3％と健全な財務体質を維持していますが、通期では損失を見込んでおり、今後の業績改善が課題となっています。
主な事業セグメント
かっこ株式会社は、SaaS型アルゴリズム提供事業を展開しています。主に不正検知サービス、決済コンサルティングサービス、データサイエンスサービスを提供し、企業の課題解決やチャレンジを支援しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第1四半期累計期間の売上高は1.9億円（前年同期比14.0％増）となりました。営業損失は3,292.3万円（前年同期は7,719.4万円の損失）、経常損失は3,235.6万円（前年同期は7,741.5万円の損失）、四半期純損失は3,248.9万円（前年同期は7,754.8万円の損失）と、損失幅が大幅に縮小しています。不正検知サービスのストック収益額は1.51億円（前年同期比25.7％増）と成長しており、事業戦略の転換が奏功しています。
貸借対照表の変化
総資産は9.68億円（前事業年度末比5.6％減）となりました。主な変動は、流動資産の減少（5,985.5万円減）で、現金及び預金の減少が主因です。負債は1.61億円（同16.5％減）となり、主に買掛金の減少によるものです。純資産は8.06億円（同3.1％減）となり、四半期純損失の計上により利益剰余金が減少しました。自己資本比率は83.3％（前事業年度末81.2％）と改善しています。
キャッシュフローの変化
キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、現金及び預金が4,968.5万円減少しています。営業活動によるキャッシュ・フローは、四半期純損失3,248.9万円の計上や買掛金の減少2,250万円などにより、マイナスとなったと推測されます。投資活動や財務活動によるキャッシュ・フローの詳細は不明ですが、長期借入金の返済476.4万円が行われています。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年12月期通期の業績予想に変更はありません。売上高7.81億円（前期比6.5％増）、営業損失2.22億円、経常損失2.25億円、当期純損失2.25億円を見込んでいます。第1四半期の実績を踏まえると、通期予想の達成に向けて今後の業績改善が期待されます。
株主還元
配当に関する具体的な記載はありませんが、業績予想では当期純損失を見込んでおり、現時点では配当の実施は難しい状況と推測されます。
注意事項
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