リソルホールディングス(株)の決算情報

リソルホールディングス株式会社の主な事業セグメントは、ホテル運営事業、ゴルフ運営事業、リソルの森事業、福利厚生事業、再生エネルギー事業、投資再生事業の6つです。特にホテル運営とゴルフ運営が主力事業となっています。

当期の経営成績は、売上高284億円(前期比10.4%増)、営業利益26.81億円(同26.3%増)、経常利益25.66億円(同31.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益19.5億円(同38.1%増)と大幅な増収増益となりました。特にホテル部門での旺盛なインバウンド需要の取り込みが好調で、前年取得した「入間カントリー倶楽部」の通期寄与も業績に貢献しています。

資産は前年同期比4.77億円増加し434.81億円となりました。主な要因は現金及び預金が5.09億円増加、有形固定資産が3.58億円増加した一方、繰延税金資産が2.17億円減少したことです。負債は10.36億円減少し273億円となり、純資産は15.14億円増加し161.81億円となりました。自己資本比率は37.2%と3.2ポイント改善しています。

営業活動によるキャッシュ・フローは41.43億円の収入となり、前期比14.8%増加しました。投資活動によるキャッシュ・フローは20.11億円の支出で、主に有形固定資産の取得によるものです。財務活動によるキャッシュ・フローは16.22億円の支出となり、短期借入金の返済や配当金の支払いが主な要因です。結果として、現金及び現金同等物の期末残高は41億円となりました。

次期の業績見通しは、売上高300億円(前期比5.6%増)、営業利益30億円(同11.9%増)、経常利益28億円(同9.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益20.5億円(同5.1%増)を見込んでいます。ホテル運営事業でのさらなるインバウンド需要の取り込みなどにより、増収増益を予想しています。

当期の1株当たり配当金は期末100円を予定しています。次期も同様に期末100円配当の見込みです。配当総額は当期5.55億円、次期も5.55億円を予定しており、配当性向は当期28.5%、次期27.1%となる見通しです。