2025年３月期 決算短信の要約
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株式会社イーディーピーの2025年3月期連結決算は、LGD市場の価格下落の影響を受け、売上高9.02億円、営業損失9.84億円、当期純損失23.15億円と厳しい結果となりました。一方で、宝石製造販売や大型ウエハ開発など新規事業への取り組みを進めており、次期は売上高18.61億円（前期比106.2%増）を見込んでいます。
主な事業セグメント
株式会社イーディーピーは、ダイヤモンド単結晶の製造、販売、開発事業を主な事業としています。LGD（人工宝石）市場向けの種結晶や、ダイヤモンドデバイス向けの基板・ウエハなどを手掛けています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当連結会計年度の売上高は9.02億円、営業損失9.84億円、経常損失9.97億円、親会社株主に帰属する当期純損失23.15億円となりました。LGD市場の価格下落の影響を受け、種結晶の利益率が大幅に低下し、在庫評価損も計上しました。また、固定資産の減損損失13億円を計上しています。一方で、宝石製造販売や大型ウエハ開発など、新たな事業展開に向けた取り組みを進めています。
貸借対照表の変化
当連結会計年度末の総資産は43.68億円、負債は9.58億円、純資産は34.09億円となりました。流動資産は27.12億円で、主に現金及び預金14.41億円、商品及び製品3.77億円、仕掛品6億円です。固定資産は16.55億円で、主に有形固定資産15.51億円です。負債は主に長期借入金4.84億円、1年内返済予定の長期借入金1.41億円です。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは5.16億円の支出となりました。主な要因は税金等調整前当期純損失22.99億円、減価償却費4.59億円、減損損失13億円です。投資活動によるキャッシュ・フローは7,700万円の支出で、主に固定資産の取得4,500万円によるものです。財務活動によるキャッシュ・フローは12.49億円の収入で、主に長期借入れ5億円、新株予約権の行使による株式発行8.49億円によるものです。
今年度、来年度の業績見通しの変化
次期の連結業績予想は、売上高18.61億円（前期比106.2%増）、営業損失7,700万円、経常損失8,900万円、親会社株主に帰属する当期純損失1.28億円を見込んでいます。LGD市場の成長を背景に、種結晶、原石、宝石の販売拡大を目指すとともに、ダイヤモンドデバイス向け大型ウエハの開発・製品化を進める方針です。
株主還元
当期および次期の配当予想は無配となっています。
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