2025年３月期 決算短信の要約
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株式会社中央倉庫の2025年3月期決算は、営業収益278.4億円(前期比5.0%増)、営業利益21.89億円(同13.2%増)と増収増益となりました。貨物保管残高の維持や国内貨物輸送取扱量の増加が寄与し、新規営業開発や適正料金収受の取組みも奏功しています。今後は愛知県での新倉庫建設やシステム投資を進め、さらなる成長を目指します。
主な事業セグメント
株式会社中央倉庫は、倉庫業、運送業、梱包業、通関業、不動産賃貸業等の事業活動を展開しています。主な事業セグメントは「国内物流事業」、「国際貨物事業」、「不動産賃貸事業」の3つです。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当連結会計年度の営業収益は278.4億円(前期比5.0%増)、営業利益は21.89億円(同13.2%増)、経常利益は24.33億円(同9.1%増)となりました。一方、親会社株主に帰属する当期純利益は15.88億円(同6.5%減)となりました。増収増益の主な要因は、貨物保管残高の維持や国内貨物輸送取扱量の増加、新規営業開発や適正料金収受の取組み効果などです。純利益減少は投資有価証券評価損等の計上によるものです。
貸借対照表の変化
総資産は前期末比1.6%増の589.28億円となりました。主な増加要因は、愛知県あま市での新倉庫建築用地取得による土地の増加(10.55億円増)です。純資産は前期末比1.0%増の460.77億円となり、自己資本比率は77.7%と高水準を維持しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは41.22億円の収入(前期比45.1%増)となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは20.54億円の支出(同52.3%増)となり、主に有形固定資産の取得によるものです。財務活動によるキャッシュ・フローは20.51億円の支出(同75.8%増)となり、自己株式の取得や配当金の支払いが主な要因です。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の連結業績予想は、営業収益285億円(前期比2.4%増)、営業利益22.5億円(同2.7%増)、経常利益24.5億円(同0.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益18億円(同13.3%増)を見込んでいます。愛知県あま市での新倉庫建築工事着手や業務効率化のためのシステム投資、人的投資を積極的に行う予定です。
株主還元
当期の配当金は、1株につき中間配当金15円、期末配当金21円の年間配当金36円(前期比6円増配)を予定しています。次期の配当予想は、中間配当金16円、期末配当金22円の合計38円を予定しています。第8次中期経営計画では、前年度の配当額を維持または増配する累進配当の実施を基本方針としています。
注意事項
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